雑誌で紹介されていて、よくある時間管理の本ではないという点、人生は80歳として4000週間しかないという話から始まる書き出しに惹かれ、Kindleで購入して一気に読んだ。
後半の方で哲学的で少しわかりにくい部分が一部あったが、基本的には大変読みやすく、今まで読んできた時間管理の本とはアプローチの仕方が全然違っており、とても興味深く読み進める事が出来た。本は読んだその人の脳に新たな視点を与え、生き方を変えてしまう程の力を持っていると思っているが、この本も多くの人を共感させ、何度もハッとさせられる部分が多い本では無いかと思う。口コミにもあったが、読んだ後は、見ている景色が変わるという点は嘘では無いと思う。
現代は、ICTの発達により、便利になり過ぎた事で時間がどんどん奪われている。そんな中この本は、以下に物事を効率よくこなすかという考え方では無く、そもそも限られた時間とはどういう事なのか、生きるとはどういう事なのか、といった人生の問いに対して考察するところから始まる。具体的なエピソードも数多く取り入れられており、説得力があるため読む事で穏やかな気持ちを取り戻す事ができるのではないかと思う。毎日が忙しすぎてあっという間に1日が終わってしまうという方、スマホ等に自分の時間を奪われてしまい、日々虚しさを覚えているという方におすすめの本と言える。読んで本当に良かった。Kindle でマーキングしたところについては、繰り返し読んで行きたいと思う。
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