最近、素晴らしい本に出会い、何度も繰り返し読んでいます。「超訳 自省録」という本になります。今回はこの本の紹介です。
本屋の哲学書コーナーで見つけました。
先日、たまプラーザテラスの本屋でこの本に出会いました。既にコンパクトになった本シリーズとして「超訳 ブッダの言葉」「超訳 ニーチェの言葉」「アランの幸福論」の3冊は所持しているのですが、その本が並んでいるコーナーにこの本はありました。最近、仕事で人間関係に疲れていたという事もあり、その悩みを解消してくれる言葉を求めていたという事もあったかと思います。
ふと開いて中の文章を読んだところ、短い文章なのですが、すごく心に響くものをその時感じました。その時は、本を閉じて一旦戻し、本当に必要か考えようと戻したのですが、その後どうしてもその時の言葉が頭から離れず、その日は電車に乗る前に本屋に立ち寄っていたのですが、外出先から戻ってきて結局また本屋に行って購入という流れになりました。
手元に置いて何度も読み返したくなる本は電子ではなく本を購入
物を減らしたいという事もあり、本を購入する際はなるべく電子書籍にしているのですが、この本は他の超訳シリーズと同様に手元に置いて置いて繰り返し読む本になると思ったので紙の本で購入しました。紙の本で購入すると、気になったページは折り目をつけて自分だけのポイントが一目でわかる様になったり、繰り返し読む事で少しずつ本が劣化していくのもとても気持ちいいです。何か革小物を育てる感覚に近い感じがして気に入っています。
著者はローマ皇帝
マルクス・アウレリウスという著者はなんと紀元2世紀に生きたローマ皇帝で、あの「テルマエ・ロマエ」や「グラディエーター」の主人公との事です。その方が自分に向けて書いた瞑想記録ノートとなっていますが、内容は、視点が高く心に響く文章が並びます。
ストア派の哲学者
ストイックという言葉はストア派の哲学者の意味だそうです。ミニマリストを目指している私に響くわけですね。この本を繰り返し読む事でこの哲学を染み込ませる事ができそうです。
人間関係の悩みがすっと軽くなる
読むとわかりますが、非常に高い視点を持って文章が書かれています。日々の悩みがいかにちっぽけで悩むという行為自体が如何に無駄であるかという事を痛感させられます。著者は、短い言葉で様々な具体例を出しながら断言しているところに惹きつけられる部分が必ずあると思います。
私もちょうど仕事の先方とのやりとりで、思い通りにならずストレスを感じていたところだったのですが、本の一部に触れた瞬間にスッと心が軽くなりました。
愛読者は著名人
本の冒頭に書かれていますが、主な愛読者としては
・ネルソン・マンデラ元大統領
・ビル・クリントン元大統領
・マティス海兵隊退役大将(トランプ政権の国防長官)
となり、常に持参していた方もいるそうです。
おすすめの本です。
購入してから、すぐに表紙のカバーは外して、繰り返し3度ほど読んでいます。つい読みたくなる本で本当に買ってよかったと思っています。古典にはなりますが、非常にわかりやすい文章で翻訳されており非常に読みやすいです。自分の悩みが如何にちっぽけかという事を思い出させてくれる良書です。
私も著名人にならい、今のところ常に持参していてふとした時に目を通す様にしています。
コメント